俺のことガキだと思ってるデショ?
◆prologue
俺のことガキだと思ってるデショ?
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What happend?
ああ、一体全体何が起こっているのか誰か教えて欲しい。
「俺のことガキだと思ってるデショ?」
私よりも頭一つ分以上高い身長を持て余すかのように腰を折り。私と目線を揃えて憎たらしい程の綺麗な顔にクスリと微笑を乗せてそう言うコイツは誰だ。
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遡ることほんの数分前。
「どちらさまデスカ」
思い切り眉間に皺を寄せて残念な顔が更に崩れるの何か気にせず私は口を開く。
視線をヤツの顔から下ろして行けば、そこに映るのは私と同じ高校の制服。
今一度下ろしたそれを上へと持っていけば、ドアの縁を掴むその手が目に留まる。
「・・・手、どけて」
「じゃあ部屋入れて」
交換条件、とニコリと微笑むこいつは何なんだ。不法侵入。誰かこいつを殴って。
ピンポーンと響く音と宅配便でーす、何て口文句に連られてドアを開ければ配達業者さん何かではないこいつが目の前に居て。
「・・・・・・」
「どーも」
スっと差し込まれた腕。確かに、宅配便です、という決まり文句もいつもの宅配業者さんの重たい声音じゃなかった。不覚。
開けてしまったドアを閉めようとドアノブを握る腕を引いても、目の前のコイツの腕が邪魔してそれを許さない。
しばらく無言の攻防が続いたものの、終いには部屋に入れろと言い出したコイツ。基、不審者。
断定的なそのもの言いに、もしかしたら知人かもしれないと再度その顔を確認するも、やはりこのムカつく程整った綺麗な顔を私は知らない。結論、不審者。
「警察呼びますよ」
いくら同じ制服を着ている学生だからって、不審者には変わりない。
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