貴方の事が大好き。なのに…
〜日曜日〜
今日は日曜日。
菜々美と一緒に服を買いに行くのだ。
久しぶりのお出掛けでわくわくする。
菜々子が暇だから遊びに行こうって。最近遊んでいなかったためか、何故かすごく嬉しい。
お母さんにお金もらっちゃったし。
「菜々美。どんな服にしたら良いかな?」
「んー…神咲の好みにしたら?」
「あ!そっか。蓮は多分、女の子っぽいのが好きだと思うんだよねー。だって今まで付き合ってきた子も、蓮の好きな人も女の子っぽいからさ。」
「分かる!多分そう…ってか絶対そうだよ!うん、女の子っぽいのに決まり!」
「うん!」
こうして、服探しの旅が始まった。
あれこれ選んだ結果2時間半も掛かっちゃった。
でもすごく可愛いのが見つかって良かったぁ♪
お金は結構掛かったけど良いのが見つかったし楽しかった。
菜々美も良いのが見つかったみたいだし。
それから、プリを撮ったりカフェに入ってスイーツを食べながら雑談したりした。そして中学生は本来なら帰らなければいけない時間をさしていた。
「あ、美紀!もうこんな時間だよ!帰ろっか」
「そうだね。明日学校だし帰ろう」
「うん」
そう言って私たちはお店を後にした。