真っ暗な世界で
「……ハァハァ………そのようですね」
たった10分の出来事でこれだけの体力を使うなんて。
「…総司の勝ち、だな」
一つ遅れて土方さんも沖田総司の勝利を宣言する。
「春。ついてこい」
「はい」
土方さんについていき、一室に入らされる。
「……ここで待っておけ」
そう言って、土方さんはその部屋から去る。多分、近藤さんを呼ぶためだろう。他にも憶測をすることはできるけれど、今は面倒なので、やめる。
でも、ただ一つ。分かること。
私は、見張られている。上の方から人の気配が微かにする。
だから、下手に動かず、ただ息を整えることに集中することが得策だと思う。
たった10分の出来事でこれだけの体力を使うなんて。
「…総司の勝ち、だな」
一つ遅れて土方さんも沖田総司の勝利を宣言する。
「春。ついてこい」
「はい」
土方さんについていき、一室に入らされる。
「……ここで待っておけ」
そう言って、土方さんはその部屋から去る。多分、近藤さんを呼ぶためだろう。他にも憶測をすることはできるけれど、今は面倒なので、やめる。
でも、ただ一つ。分かること。
私は、見張られている。上の方から人の気配が微かにする。
だから、下手に動かず、ただ息を整えることに集中することが得策だと思う。