真っ暗な世界で
「俺は、目が見えない代わりに、他の嗅覚、聴覚などが他の人よりも発達しました。ですので、皆さんと大差無い生活をしてきましたよ。あと、京まで来た訳ですが………簡単に言えば……会津の他に知りたかったのです。様々な人間を、その場所を」
本当8割嘘2割の答えをいう。
数秒の沈黙の後、土方さんは立ち上がった。
そして、チャキ…と刀を出し、私の首に向けた。
「…ットシ!!」
「いきなり現れたお前の話を全部信じる訳にはいかねぇ。……だが、行動で示せ。俺がお前を信じるに足る人間だと思えば、観察方として入れてやる。それまではお前はただの、隊士兼俺の小姓だ」
言い終わると刀を仕舞う土方さん。
観察方………。それは土方さんが私に期待をしていると捉えていいのかな?
「はい。ありがとうございます」
私は深々と頭を下げた。
「…………そして、一つ、お願いがございます」
本当8割嘘2割の答えをいう。
数秒の沈黙の後、土方さんは立ち上がった。
そして、チャキ…と刀を出し、私の首に向けた。
「…ットシ!!」
「いきなり現れたお前の話を全部信じる訳にはいかねぇ。……だが、行動で示せ。俺がお前を信じるに足る人間だと思えば、観察方として入れてやる。それまではお前はただの、隊士兼俺の小姓だ」
言い終わると刀を仕舞う土方さん。
観察方………。それは土方さんが私に期待をしていると捉えていいのかな?
「はい。ありがとうございます」
私は深々と頭を下げた。
「…………そして、一つ、お願いがございます」