放課後の横顔
忘れたモノ
コピーが終わり、私と藤沢くんは来た道を戻る… たくさんのコピーとファイルを抱える私と藤沢くん。
シーンとした廊下に私と藤沢くん。
覚束無い足取りの私を見て藤沢くんは何も言わず、私の抱えてたファイルとプリントを半分取り
先を歩いていった。
ガチャ
『ただ今戻りました、遅くなりすいませんでした』
生徒会室には 会長と副会長……あと中島先輩がいた。
「お疲れ様!村本さん、藤沢くん」
「ユキホちゃんお疲れ様」
『お疲れ様です、先輩』
「お疲れ様です、サツキ会長」
「お疲れ様、藤沢くん」
コピーしたプリントとファイルを棚に置くと、藤沢くんは会長のところへ行き何かを話していた。楽しそう……というか、絵になる。
そりゃあ藤沢くんは最低で嫌な感じだけど顔は…、うん、まあまあだし?身長高いし?それよりも会長がすごく美人だから…
『会長可愛いな…』
「だね〜」
『…!!びっくりしたーっ』
突然隣に来た中島先輩
ていうか…声に出てたんだ…私
「天橋、可愛い上に優しいからな。その上、頭の良さは学年トップだし」
『最高じゃないですか…』
「だよな、学年一の人気者だから」
『そんでもって生徒会長ですもんね』
「言わば、学園のマドンナだな」
『……』
藤沢くん すごい楽しそうに話してる
何よ。さっきまで私にはすんごい顔してたくせに…何よ……