放課後の横顔
『ふ、藤沢くん!』
「ユキホ…どしたの」
『はぁ…はぁ…、』
「どうしたの(笑)そんな息切らして」
『わ…私…、あのね…』
「ちょっと、こっちで話さね?」
『うん…』
階段に腰をかける藤沢くん、少し離れて隣に座ると
「もっと、隣に来ればいいのに」
クスっと笑いながら言う。
『そういうの求めてませんからっ』
「はいはい、んで、なーに?」
『アツシくんと電話した。さっき。』
「…まじ?」
『まじ』
「ふーん、そっか」
『けじめ、つけてきた…』
「そっか」
言いたいことは山ほどあるのに、上手く言葉が出てこない
『あのさ「ごめんな」