君と指切り〜10年の軌跡

とうとう、この日が来たと思った。

あの日トモが私の前からいなくなって
周平までも…

クリスマスの悲しみが私を襲い
軽く目眩をおこした。
震えが止まらない。
立っているのがやっとで
雅が去っていったのも気づかずにいた。
サナが私の肩を引き寄せ抱きしめてくれたのはわかった。
私はそのまま気を失った。
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