流れ星
彼女が驚きの表情でこちらを見つめた。
「亡くなった母が優しい子になれって。。」
彼女は表情を変えずに言った。
「私たち、共通点いっぱいありそうですね。」
あぁ、この人を。
この人を、求めていたのかもしれないと。
確かにこのとき、何かを感じたんだ。
「ああ。そうだな。」
彼女は、はっと我にかえったように慌てて言った。
「長話してしまいました。。すみません。」
ああ。気がつけば彼女にのめり込んでしまっていた。
「いえ。じゃあまた夕星の合格発表で逢えたら。」
僕が言うと、彼女は天使のような笑顔で笑った。