流れ星

本当に、天使のような女の子だと思った。

「やっったああっっ!!」

その瞬間。

ガッツポーズで心から素直に喜びを表現してくれた彼女に、僕は言ったんだ。

「僕は、恋をしたようだ。」

真っ直ぐに彼女を見つめて。

シン。僕は確かにあのとき。

君に、恋をした。

「...っ」

直球すぎて、君がたちまち真っ赤になったのを、よく覚えている。

「ユウ...って呼んでも、いいですか?」

混乱しながらも、恥ずかしそうに彼女は言ってくれた。

「ん、ああ。全然。。」

名前で呼ばれるのは久しぶりだったから、正直、ドキドキした。
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