ヒマワリすず詩集3-エメラルド編-
かたつむり
目をひょいひょいと

伸び縮みして

雨をしのぎ

葉っぱの真下に隠れて

まるで傘のない私が駅の前で

待っているのと同じよう

あなたが来てくれた時に

葉っぱからかたつむりを見つけて

笑顔で見守るの

私はかたつむりの一所懸命さを

私は知ってるから

宥めながら、優しく殻を撫でる
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