光輝く彼を見つめて
私が応援席に行こうとすると、遠くに
水原くんが歩いてくるのが見えた。



あれから、ちゃんと話せてない私は
水原くんのことを見つめた。



私に気が付いた水原くんも私の前で足を止めた。



「おはよう」


「おはよ…頑張ってね」



久しぶりに話し掛けられて、心臓が跳ね上がった!



「応援してくれんの?」


「当たり前だよ」


「避けてごめんな。

じゃあ、行ってくる」


「うん!ちゃんと見てるからね」



水原くんは頷くと、私の頭をぽんと叩いて
更衣室に入って行った。





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