光輝く彼を見つめて
ひたすら、私と水原くんのことを
あることないこと言っている…



何で…



芸能人でもないのに…




すると鳴り出した携帯に、びくっと
身体が反応した。



「もしもし?」


『美緒ちゃん?テレビ、見た?

オレのせいで、ごめん…』


「そんな…水原くんのせいじゃないよ…」


『今日、学校来る?』


「今日は休もうと思って…」


『わかった。

オレは行って、マスコミにちゃんと話

するから…


そしたら、また連絡していい?』


「うん。待ってるね」




電話を切って、まだやってるワイドショーに
イラっとして、テレビも消した。




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