光輝く彼を見つめて
次の日、学校に行くと水原くんが下駄箱で
待っていてくれた。



「おはよ」


「おはよう」


「何か言われたら、オレがちゃんと言うから」


「ありがとう」



一緒に教室に入ると、一瞬静まり返る教室。



「何、お前らまで、そんな目で見るわけ?」


「付き合ってんの?」


「付き合ってない

お前らだって、ファミレスくらい行くだろ?


それと同じ」



水原くんの言葉に納得したみたいで
その場の雰囲気は穏やかになった。




「美緒~大丈夫だった?」


「うん。ありがとう」



結羽が明るく寄ってきてくれて、ぎゅっと
抱き締めてくれた。



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