光輝く彼を見つめて
家にはマスコミもいなくて、ホッとして
家に入った。



「で、美緒」


「何?」


「お前、広と付き合ってるんじゃねぇーよな?」


「違うよ」


「はぁ…良かった…」



海翔の切ない顔を見るのが辛くて
視線を反らした。




「でも…時間の問題なんだろ?」


「え?」


「美緒が好きなのは、俺じゃなくて

広なんだろ?」


「………わかんないよ…」




私はリビングから逃げるように部屋に入った。



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