光輝く彼を見つめて
「水原くん、好きだよ…

でも…海翔のこと、裏切れない…」


「……美緒ちゃん…」


「海翔が…いない生活なんて…

考えられないもん…」



泣きながら、今の自分の気持ちを訴えた。


それを私から目を反らさずに聞いてくれてる。



「美緒ちゃん、オリンピックで金メダル

取るから。


美緒ちゃんの為に全力で泳ぐ。

オレの泳ぎ、目を反らさないで見てて」


「水原くん…」


「それで、金メダルとったら、

















オレと付き合って。


これ、命令だから」



涙が頬を伝うのが、わかった…



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