光輝く彼を見つめて
担任が教室に入ってきて、みんな席に座る。


その後ろから背の高い男の子が入ってきた。



え??



私は全身に緊張が走ったのがわかった。




「うそ?」



教室に入ってきたのは、海翔の大会で
私がひたすら見つめていた彼だった…



制服をかっこ良く気崩して、少しダルそうに
歩く…


金に近い茶色な短い髪がキレイだった…



「じゃあ席はー松永の隣あいてるな」


「あっ、はい…」



彼と一瞬目が合うと、顔から火が出そうな程
暑くなった。



ゆっくりと彼が私の隣に歩いてくるのを
意識しながら、私は恥ずかしくて下を
向いてしまった。



< 14 / 156 >

この作品をシェア

pagetop