光輝く彼を見つめて
彼の誤解
結羽と和くんとバイバイして
電車に乗ると、目立つ海翔は注目されていた。



「海翔のこと見てるよ」


「あーそれよりー早く泳ぎてぇ」



周りの女の子の目よりも泳ぎたいと
言う海翔が可愛くて笑ってしまった。



「バカにしただろ、今」


軽く頭を叩かれて、睨まれたから
えへっと笑ってごまかした。



「さっ、降りるぞ」



海翔の後を追って電車を降りた。



駅からスイミングまで歩いて10分。
家に帰らずに制服のまま、向かった。




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