光輝く彼を見つめて
「サンキュー」


水原くんが答えてくれたけど、私は
恥ずかしくなって、下を向いた…



ガチャ!!



そこへ海翔が更衣室から出てきた。



「おつかれー」


「おつかれさまー」


「あっ!海翔待ってよー

水原くん、バイバイ」


「バイバイ~」



私は海翔を追いかけて、スイミングを出た。



「海翔~早い!」


私の声で海翔はゆっくり振り返った。


「俺と帰るの?

広と仲良く話てたじゃん」


「海翔待ってただけだよ」


「ふーん」



私はにこっと笑って、海翔の隣まで走った。



「で?しゃべれてうれしかったか?」


「うん♪」


私の答えに海翔は視線を遠くに移した。




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