光輝く彼を見つめて
電車でも海翔と和くんが話しているのを
聞いてることしか出来なかった私。


海翔のこと、すごく意識してしまってる…


仲良しな兄弟だと思ってたのが、海翔は
私のことを妹ではなくて、女として見てて…


そのことが、とても私を動揺させている。



「わぁ!!」


「大丈夫か?」



突然の電車の揺れで、バランスを崩した私を
海翔が支えてくれた。



「キャッ!!」


「危ねぇって」



あまりに海翔との距離が近過ぎて
びっくりして、後ろに下がった私は再び
バランスを崩した。




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