光輝く彼を見つめて
部屋着に着替えて、海翔の好きな雑炊を作った。


共働きだから、小さい頃からお互い熱を出すと
雑炊を作ってた…



海翔は、とろっとさせた卵の雑炊じゃないと
食べない。


だから、何回も失敗して卵を使いきって
しまったこともあったな。




「よし、出来た!

海翔、寝てるかな?」



海翔の部屋の前に来ると、そぉーっと部屋を
覗いてみる。



動かない布団を見ると、寝ている様子…



起こさないように、海翔に近付いた。



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