光輝く彼を見つめて
「はい、あーん」


「んっ…旨い!」


「良かった!卵、ちゃんととろとろでしょ?」


「うん。美緒、もっと」


「あーん」



ベットに横になった海翔の側に座って
雑炊をふーふーして、一口ずつ食べさせた。



それだけのことなのに…



すっごい、恥ずかしくてたまらない…



「美緒、照れてんの?

ちょー可愛い」


「なっ!…じゃあ、自分で食べて!」


「うそうそ、ごめんなさい」



図星を付かれて、もっと顔が赤くなったと
自分でもわかった。




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