光輝く彼を見つめて
「はい、これで最後ね」


「んっ~旨かった!ありがとな、美緒」


「いーえ、間食出来たから少し寝たら?」


「うん、そーする。

……でもその前に…美緒!」


「きゃっ…」



お盆を持って立とうとしたら、少し起きたがった海翔に腰をぎゅっと抱き締められた。



「かい…と…?」


「何?」


「え?…えーと…何で?」


「ちょっと充電!」



ひたすら、抱きしめられること5分?



今度は腰に回っていた腕が緩んで、片手が
やさしく頭を撫でる。



私は軽くパニックになりながらも
動けずにいた。




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