光輝く彼を見つめて
ご飯を食べてる間も、海翔の視線を感じるし
お母さんの隙をみて、髪の毛触ったり
頬にキスしたり…



いたずら放題な海翔に私は叫んだ!



「海翔!いい加減にして。

もう知らない!」


「あら~珍しい!ケンカ~?」



お母さんは全く気付いていないし…



私は部屋に戻って、荷物を持つと部屋を
出ようとした。



「美緒!」


「………」



部屋に追いかけてきた、海翔を無視して
部屋を出ようとすると、腕を捕まれて海翔の胸に包まれた。




「美緒…怒るなよ、ごめん」


「やだ、許さない」


「どーしたら、許してくれる?」


「……………」


「美緒?」



顔を覗き込まれて、どーしたらいいか
わからなくなってしまった…




< 84 / 156 >

この作品をシェア

pagetop