光輝く彼を見つめて
「だって…海翔は余裕で…私はこんなに

ドキドキしてるのに…」


「ドキドキしてんの?」


「そーだよ」


「俺を意識してるってこと?」


「みたい…」


「うれしい」



そう言うと共に、抱き締める腕に力が入る。



「美緒」


「ん?」


「絶対、俺のこと好きにさせるから」


「え?」



そう言われて、手を引っ張られて
されるがままに家を出た。




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