携帯絶対依存症
携帯依存

私はソファーに座っておニューのスマホを取り出した。

中学入学祝いということでガラケーから変えてもらったのだった。

私はスマホの電源をつけるとチャットアプリを起動させた。



『あー、疲れた。眠いよぉー』

起動させた途端に受信したメッセージの送り主は親友の美祐のようだ。

眠いよぉーって……子供みたい。

なんて心の中で吹き出しながら返信を打ち込む。

『んだねー、今日練習きつかったもんー……』

そう打ち込んで送信ボタンを連打する。

私と美祐は同じテニス部で、幼稚園からの仲良しである。

だから多分このチャットアプリでは一番喋ってると思う。

明日の部活のことから時間割、担任の話まで、なんでもこのアプリで話す。

別にこれは美祐だけでは無い。他のクラスメイトだってそうだ。

つまり、携帯がないと話題に入っていけない。

やっぱり、私は携帯がないと生きていけない
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