【完】クールな君に胸キュン中!
「桐谷がなんでここに……?
てか、折原、顔色悪くない?大丈夫!?」
「イッチーごめんね、大丈夫だよ。見つけてくれてありがとう」
「そんなのいいって!どうせ今朝の女共の仕業だろ?
あいつらが楽しそうに帰っていく姿見て嫌な予感がしたんだよ。やっぱ学校戻ってきて正解だった……」
勘付いて、わざわざ戻ってきてくれたんだ……。
ありがとう。ありがとう。
本当に助かった……。
「それより早く保健室行こう!折原、震えてんじゃん……!」
そう言って、イッチーが桐谷くんの肩に置いてるあたしの手に触れようとしたときだった。
咄嗟に伸びてきた手をよけ、桐谷くんはその手を掴んだ。