【完】クールな君に胸キュン中!
Chapter☆3
変わってしまった理由
【桐谷 修也 side】
中学1年生のとき、俺は初心者ながらにバスケ部に入部した。
「桐谷くん、あたしと付き合ってください」
「すいません。俺、今は部活に集中したいんで」
それと同時に、中学の頃からこういうのがよく増えた。
でも俺は、本気でバスケットに打ち込みたかったから、そのとき恋愛には目が向かなかった。
バスケだけが俺の全てだった。
「おい修也〜!お前、さっき隣のクラスのアミちゃんに告白されてたろー?」
部室で着替えてると、同じクラスで同じ部活に所属している俺の友達が、ニヤニヤした顔で絡んできた。
名前は染谷 徹(そめたに とおる)。
「……アミ? へぇ、あの人アミって言うんだ」
「うわ、うっぜぇ!アミちゃん、学年でもめっちゃ可愛いって有名なのによ〜」
知らねぇよ。そんなこと。