【完】クールな君に胸キュン中!
どれくらいこうしていただろう……?
少ししてから、この空間が静寂に包まれた。
そのタイミングで桐谷くんは、あたしから少し離れると、腕で目を拭いていた。
「ありがとう、もう大丈夫」
「……は、はい……」
……どうしよう、気まずい。
だってあたし、さっきものすっごーっっっく寒いセリフ言わなかった!?
日曜朝の、なんとかレンジャーの変身後の決めゼリフより寒いセリフ言わなかった!?
ひゃーっ!恥ずかしいったりゃありゃしない!