【完】クールな君に胸キュン中!
「てか折原、用って何があんの?」
イッチーは不思議そうに、あたしに聞いてきた。
「……それは、今は秘密です」
「どうでもいいけど、無茶なことはしないでね」
「うん。ありがとう、舞ちゃん!」
あたしが今日の放課後の実行委員の代理をお願いすると、舞ちゃんはなにも言わずに引き受けてくれた。
きっと気にしてくれてるんだろう。
現にあたしが何をしでかすかって、心配しているみたいだし……。
でも舞ちゃん。
安心してください。穿いてますよ!
あ、違う違う。間違った。ガチで間違った。なんか本気で間違ったから恥ずかしいではないか!
あたしはただ、桐谷くんのために今できることを精いっぱいするってことを言いたかったのだ。