【完】クールな君に胸キュン中!
「悪いけど、俺も好きだよ」
「〜〜〜!!?」
ず、ずるい!!
桐谷くんの言葉に、あたしの胸はキュンキュン反応して壊れてしまいそうだ。
これはいかん!!
「あ、あたしの方が好きですよ……!片想い歴はダテじゃないですから!」
「なんでそこで張り合うかな。まぁ、いいや。これでもくらえ」
そう言って、イタズラっぽく笑ったあと。
「……っん」
桐谷くんは、あたしの唇を塞いだ。
しっとりと重なる感触に思考が支配され、目を閉じることも忘れてしまう。
触れてる部分から、全身に熱が伝わっていく。
や、やばいやばいやばい。
桐谷くんと、キスしてる。
ドキドキしすぎて、心臓が壊れそう……っ。