【完】クールな君に胸キュン中!

夏の花火






夏休みに入って、数日。


今日は待ちに待った、桐谷くんと約束の花火大会に行く日です。




張り切って、舞ちゃんに浴衣なんて着せてもらったけど……。


おかしくないよね?


着慣れてないから、なんだかソワソワしちゃうな。



メールで約束していた場所に少し早く着いてしまった。


……どうしよう〜、ドキドキが止まらない。


楽しみすぎるっ!



落ち着くために、胸に手を当てふーっと息をついた。



すると、向こうから大好きな人がやって来るのが見えた。



あ、桐谷くん……!



桐谷くん、私服だ……!レアレア!


白いVネックのTシャツに、ネイビーのミニタリーシャツを羽織ってる。それにベージュのスキニーパンツって……なんで清潔感あふれる格好なんだ!


シンプルだけど、桐谷くんはかっこいいからなんでも着こなせちゃうんだよなぁ。


って、見惚れてる場合じゃない!



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