【完】クールな君に胸キュン中!
相合傘
――『やってみなよ。落ちないから』
……かっこいいぃ〜。
桐谷くん、あなたはなんて罪な男なんでしょう!
眩しすぎます!!
「あたしはもう目をあけてられませんっ!」
「なに言ってんのぉ……。
いい加減、起きなさぁぁぁあい!!!」
――ペッチーンっっ!!
今朝は、お母さんの往復ビンタで目覚めました。
どうやら遅刻は決定事項のようです。
――ガラッ。
「すいません、遅れました!」
朝ごはん3杯は当然。
速攻走って家を出たけど空模様がイマイチだったので、一度家に傘を取りに帰ったら、余裕で1時間目の15分は過ぎてしまいました。