【完】クールな君に胸キュン中!
……えっ?
そのとき、怒りに身を任せ、勢いのまま本音をこぼした須賀さんの言葉に時が止まった。
真実を告げた須賀さんは、まるで利用価値がなくなったとでも言うように、あたしをゴミ扱いするようになった。
「あんたの顔なんて見たくもない。こんなかに永遠に閉じこもっとけば?」
ふっと笑って、平気でいじめを楽しんでる須賀さんの顔は、悪魔だった。
暗いところに閉じこめられたり、狭い部屋でとつかれたり……いつしか、そんなのが日常茶飯事になっていた。
……あたしって、なんで生きてるんだろう?
そう思うようになった。
誰かの役に立ちたいと、ただ純粋にそう思っていただけなのに。
こんな世界なら……あたしなんて、いらないじゃん。