【完】クールな君に胸キュン中!
ドキドキと騒がしい胸の音。
どうしよう、何も考えられない……。
ゆっくりと唇が離れると、桐谷くんは至近距離のまま、囁いた。
「あんま可愛い顔してると、襲うよ?」
「……へっ、お、おそ!?」
「ほら、口開けて」
あたしがテンパっているにも関わらず、もう一度、有無を言わせず口付ける桐谷くん。
何度も重なる唇と比例するように、あたしのドキドキも加速していく。
この胸の反応がおさまることなんて、あるのかな……?
あたしはいつだって、桐谷くんの行動ひとつひとつにキュンキュンしまくりだ。
桐谷くんの一言で、うれしくなったり、泣きたくなったり。
桐谷くんの仕草ひとつで、心臓が飛び跳ねそうになったり、恥ずかしくなったり。
いつだってホントは優しいから、幸せすぎて胸がいっぱいになる。