【完】クールな君に胸キュン中!
1番後ろにいた奈乃は、大きな箱を持っている。
まだ俺の下の名前で呼ぶのが慣れないせいか、その他諸々のバスケ部の連中からからかわれて、頬を赤く染めていた。
「待って……どういうこと?」
俺は頭を整理したくて、額に手を当て考える。
「奈乃ちゃんが、お前の誕生日をサプライズしたいって言ったから、みんなで祝おうぜってことになったんだよ!」
「ちなみに桐谷のお母さんからは許可もらってるので、遠慮なくお邪魔させてもらうからなぁー!」
市原と松岡はそれだけ言い放つと、遠慮なしに俺の家に入っていった。続いて、バスケ部のヤツらも「ヒャッホー!」なんて言いながら入っていく。
中野に関しては、「お邪魔します」と、丁寧なお辞儀付きだったけれども。
やばい、頭がついていかない。
しかも、地味にプレゼントを用意してたらしく、玄関に入るときにホイホイ渡されたし。
「…………」
最後に、奈乃が俺の前にやってきた。