【完】クールな君に胸キュン中!
なぁ、徹。
お前、前に俺に言ったよな。
『俺がずっと、修也のそばにいてやるよ!』
ラピスラズリを通して、お前はずっと、俺を見守ってくれてたんだな。
本当に信頼できる仲間ができるまで……俺のそばで。
……もう大丈夫だよ。
俺、ちゃんと大切な仲間ができたから。
……大切だと思える女の子が、できたから。
「……あいつは、嘘つきなんかじゃなかった……」
「え?」
ぽつりと呟いた言葉に、奈乃が不思議そうに首を傾げる。
徹がマメなやつだったから……俺を図書館に連れてってくれたから、この子は俺に気づいてくれて、高校で再開したときに、俺を助けてくれた。
お前、すげープレゼントをもう俺にくれてたんだよ。
そして彼女が、新しい仲間というプレゼントをくれたのかもしれない。
それらの全ての一連の運命に感動して、俺はたまらず彼女に口づけをした。
「しゅ、修也くん……!?」