ただ君のそばにいたい


「お前、名前なんてーの?」


「琥珀!羽生琥珀ハニュウコハクだよ!
お兄ちゃんは?」


「琥珀か。よろしくな。
俺は優雲。」



琥珀は人懐っこい笑顔で俺に笑いかけた

なんだか癒された。




「仕方ねぇな。まだ時間あっから
サッカー教えてやるよ。」


「ほんと?!やった!」


そういう琥珀の周りに音符が見えるほど
琥珀は喜んだ。


「僕ね、誰かとサッカーするの初めて!」


「友達は?遊ばねぇのか?」


「おじちゃんたちが友達と遊んだら殴るの。だから、遊べない。
殴られるの痛いし、僕のあとには絶対
ふうおねぇちゃんが殴られる。」


「そっか…
お前強いな。ふうおねぇちゃんだっけ?
ちゃんと守れよ?男なら。」

「うん!ふうおねぇちゃんまもる!」

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