ただ君のそばにいたい
「後ろの窓側ー。」

「じゃー、星崎ー「嫌です。」」

「え。いや、あの。
でもこいつきれたら…こわ…い…」

「私、この席じゃないと嫌です。」

「はい。
…てなわけで、優雲むりだ。」


紘にぃはこそっと聞こえるように言った


「なんで。」

「だってあんな可愛い顔して
あんな怖いこと言うんだよ。
おれ、怖いもん」

「んだよ。ヘタレ
…って、あいつ、…」


星崎楓空。

あいつの席か。


「いいや、先生。あいつのとなりで。」

「あ、あぁ。わかた。
…珍しいな女の隣」


最後のとこだけこそっと言って立ち去った

先生を横目に俺は席を変わった。

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