ただ君のそばにいたい



病院について楓空はすぐ処置をされ命は助かった。



「楓空ちゃん!」

俊哉も和華羽と紘にぃと一緒に来た。

しばらく病室でみんなと一緒に
楓空が目を覚ますことを祈ってた。





「海野さん。少しよろしいですか」


俺は先生に呼ばれた。




「星崎さんは今危ない状態です。」

「危ない?」

「星崎さんは長年殴られていたせいで頭の中に小さなくぼみがあります。
それが記憶障害などを引き起こしますし
星崎さんの場合、命の危険が高いです。」


「どうしたらいい?」


「手術しか方法はありません。
ですが成功する確率は10%です。」

「…そんな」


「星崎さんは、もし海野さんがいれば海野さんに選択をさせろとのことです。
海野さんは間違った選択はしないからって」


俺はその話を聞いて決断した。

「手術してください。
たとえ10%でも、懸ける価値はある。
絶対あいつは死なない。」


そう言うと先生は優しく微笑んだ。


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