ただ君のそばにいたい
キーンコーンカーンコーン
HRの終了チャイムが鳴った
「楓空、行くか?」
優雲はあたしに話しかけた。
「うん。ごめんね」
「気にすんな。俺もサボりたかったし。」
優雲は先生に許可をもらったらしく
堂々とサボれた。
そして、バイクをおいてるとこに行った。
「どこの海?」
「とりあえず海。どこでもいいの。」
「りょーかい。」
「ありがとう」
バイクのエンジンをつけ優雲はあたしに
ヘルメットを渡した。
バイクを走らせようとした時にあたしは
呟いた。
優雲が気づかないように。