ただ君のそばにいたい

そして、すべてを話した。
友達の話と言って…


けど、優雲は気付いてると思った。
それをあたしは分かっていた。

ただ、優雲がどう思うかを聞きたかった。

そしたら君は



「俺は、俺の過去がある。
そのこに比べたらちっさい闇かも知んねぇ
けど、人には人の人生があるから。
もしも、俺がその子を好きだとしたら、受け止めるとかじゃなくて、ただそばにいて過去のことじゃなくて
これからのことを一緒に考えて過ごして生きたい。
この前、俊哉も言ってたけど
過去に囚われても前には進めない。
あいつもあいつの過去があるからあんなふうに言ったんだ。
俺もそう思う…かな。」

そう言ったんだ。
< 198 / 245 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop