ただ君のそばにいたい
「優雲離して。苦しい」
「悪ぃ。」
「ふうおねぇちゃんお兄ちゃんのこと知ってるのー?」
琥珀はあたしと抱きつく優雲を不思議そうに見てた。
それよりあたしはびっくりしてた。
人嫌いの男の人が嫌いな琥珀は
普通に優雲とはなしてたから。
それも笑顔で。
「ん、知ってるよ
って、ハク。私以外とこんなに話せるの?」
あたしはほんとに驚いてた。
「なんか、お兄ちゃん安心するの!
ふうおねぇちゃんみたいに優しいオーラがでてたから!」
そういった琥珀になるほどと思ってしまった。
前からそう感じていたから。
優しいオーラだって…
すると優雲は
「なぁ、琥珀の話だと、学校に安心出来る人がいたよって嬉しそうな顔するって聞いたんだけど、それ俺のことだろ」
「っな!いつその話…」
なんで!知ってんの!なにこいつ!
「ほんとなのか(笑)」
「そうだとしたら?なに?」
優雲はあたしをまた抱きしめた。