ただ君のそばにいたい
翌日
「よっ、楓空おは…よ。髪切ったのか?」
「おはよ。ん、ダメなの?」
「あ、いや、意外と似合うな。」
「…ぅん、ありがと。」
「何かあったのか?」
「…別に何もないよ?
強いて言うなら隣がカマチョすぎてうざいとこ。」
「俺かよ。」
「ほかに誰がいるの」
…なんか元気ねぇな。熱あんのか?
いや、それとは違う。
てか、何だあの手のあざ。
昨日はなかったよな。
…ん?あいつらさっきからなんだ。
俺は視線を感じて少し前を見ると
前の本当の俺の隣の席の
永丸里緒菜ナガマルリオナとそのとりまきが俺…いや楓空を睨んでた気がした。
…まさか…な。