ただ君のそばにいたい
半年前…
俺は親に決められた塾に行った帰りだった。
…はぁ。いつまでオヤジ達に縛られるんだろ。
そう思ってた
「やめてください!離して!」
そんな声が聞こえて俺は声のする方に行った
そしたらひとりの女が二人の男に絡まれてた。
俺は躊躇なく助けに行った。
「おい!何やってんだよ。
おとこふたりで襲うとは弱っちいな。」
俺は挑発した。
こういう時のやつらは挑発に乗ることをわかってたから。
「んだと?!やんのか!
そんな弱々しい体しやがって!」
…あほかこいつ。
俺、テコンドー1段だし、空手二段だし。
そいつは殴りかかってきた。
けど、よけた。………ちょろい。
そして、よけた瞬間殴った。
男はいとも簡単に倒れた。
「おい、二度とこの子に近づくな。」
そう吐き捨てると
男たちは逃げていった。