ただ君のそばにいたい
けど、それはいっときの夢だったんだ。
俺は幸せで忘れてたんだ。
オヤジの存在を。
俺が和華羽と付き合ってることを知って
別れろって言ったんだ。。
~お前は橋本グループの後継者だということを忘れるな。
桜庭和華羽がどうなってもいいなら好きにしろ~
おれは
親父の恐ろしさを
俺が一番良くわかってたから
そんなことできなかった。
だから、和華羽に別れようって伝えることを決意した。
和華羽は全てわかってたみたいで
別れを受け入れた。
~和華羽、ごめん。別れよ。
和華羽のこと守る力がない。
…うん。わかった。幸せになってね~
俺は涙が止まらなかった。
初めて愛した奴は愛することを許されなかったから。
俺はもう終わったと思った
けど、
俺が一番良くわかってたはずなのに
完璧主義の親父のことをなめてた。