ただ君のそばにいたい

「…ねぇ、優雲」


おれは、いきなり楓空に声をかけられて
少し、いやかなり戸惑った。


「…な、なに?どした?」


「バイク乗ってたよね?」


「おう。それがどーかしたのか?」

「HR終わったらさぼれる?」

「どっか行きたい?」



「・・・・・海」


…海?なんでだろ。


疑問はたくさんあった。
けど、
楓空の目を見たら
余計なことは考えず連れていこうと思い
頷いた。
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