ただ君のそばにいたい

「…お前知ってんだろ?
俺が唯一本気で愛した和華羽ワカバのこと。 」

「あぁ。桜庭和華羽だろ?」

…俊哉の過去の大きな闇の中にいる
唯一無二のあいつの支えだからな。



「うん。けど、
俺がお前の過去を詳しく知らないように
お前も詳しく知らないだろ?
別れた理由も、なんで留学したのかも。」

…?そういや知らない。



あいつはゆっくり話した。
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