ただ君のそばにいたい

ドン!!!


「ぃ…って」

「すみません。大丈夫ですか?」

「あぁ、別に大丈…夫」


・・・・・可愛い。
女どもに押されたのか?


「優雲、大丈夫か?顔赤いぞ。
…ってあれ?君・・・たしか・・」

「俊哉、知り合いなのか?」

「もち。てかこの子だよ。
噂どうりカワイイなー。な?優雲?
けど、俺たちは媚な…。
『すみません、いそいでるんで。
ほんとごめんなさい』」


そういった女はそそくさと行ってしまった。


「んで、誰あいつ」

「だからさっき言ったじゃん。
あの子だよ。星崎楓空。」

「ふーん。あいつね。」

「え。珍しいじゃん。優雲が興味持つの。」


「勘違いすんな。興味ねぇ。」


俺たちはうるさい女どもを横目に

教室に入った。
< 9 / 245 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop