ただ君のそばにいたい

「優雲。
お前が泣くのおばさん死んで以来だろ?
けど、お前が泣くのって
自分の大事なやつのためだけだろ。
だったらわかるはずだ。
星崎が、お前にとってどんな存在か。」



…紘にぃ。


「さんきゅ。俺行くわ。
もう二度と大切な人手放したくない。」


「おう。あいつはここにいる」



そう笑って紘にぃは紙を渡した。


「優雲。後悔する道は選ぶな。」


俺の心は一つだ。




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