好きという気持ち
中学二年生
「海里ーーーーー」
「はぁーっ...もう...めんどくさっ」
1階のリビングから母親の呼ぶ声が聞こえたため、私はだるそうに1階へとおりていった。
「なにー.....。.....うわ...」
「何言いたいか、分かるよね⁇」
「.....はい、」
お母さんが手に持っていたのは、1学期の成績表
音楽、家庭科、国語、体育、、、
そのへんは5だったものの、
英語、数学、科学、地理など。
理数系や暗記系は3や2が多かった。
「安全のためにiPhoneもたせたけど、いやー失敗したなぁーー。お母さんといる時は没収」
「いや、ちょっと待って!?ほら、夏休みに入ったし、来年は受験だし、勉強するからさ!ね!?ね!?」
あたしは慌てて口実を作った
「それ何回聞けばいいの。
いつもそうだったじゃないの!
んーーー、、じゃ、こうしましょう。
あんたが嫌だ嫌だ言っていた塾に通わせるわね」
ため息をつきながら母親はそう言った
しかし私はすぐにまた反論(笑
「やだ!知らない人いるし!まわり頭いいじゃんーーー!!集団とか人見知りの私は無理だって!」
「そう言ってるからこの結果なんでしょう!ダメよ!iPhoneはあんたにもたせるから塾行きなさい!決定!はい!」
「(絶句)」
とぼとぼと二階にあがり、自分の部屋を静かに閉める。
「はぁあーーーーーっっ...」